養育費の一括払い
2016.8.8
約9年前、下の子どもが1歳の時に調停離婚しました。夫婦お互いに弁護士を雇い、話し合いを行いましたが、半年ほどしても折り合いがつかず、調停になりました。3回の調停の結果、親権は母親である私が持つことになり、養育費は元夫が払うこととなりました。元夫と子どもの面会は月1回、元夫が私の実家に来ることになりました。
養育費については、元夫の性格を考えると、ほとんど貰えない可能性が高いと思っていました。元夫は、時間やお金にルーズな人で、離婚後の養育費を毎月決まった額を振り込む事に調停で決まったとしても、2~3ヶ月ですぐに滞納することは目に見えていました。そこで、一括で貰うことを弁護士の先生に相談しました。子どもは2人、成人するまでひとりあたり毎月3万円で試算したところ、約2000万円という金額となりました。
そこで、調停の際、養育費の2000万円を一括で払うか、毎月振り込むことにした場合、1日でも遅延した場合は即日、勤務先に強制執行をかけることを了承するかのどちらか選択することを要求しました。その結果、2000万満額とまではいかず、500万円を一括で支払ってもらえることになりました。
養育費は、夫婦が自分の子どもを養育するための必要経費であるため、一括で元夫から私に支払いがあっても、贈与税や所得税が掛からないことも弁護士さんから教えて貰いました。そこから弁護士さんに成功報酬などの必要経費を支払い、残りは全額、一括払いの学資保険に充てました。
自分や両親だけではここまでスムーズには交渉できなかったと思います。法律の専門家の弁護士さんにお願いして本当に良かったと思いました。